新NISA初心者は何を買うべき?30代会社員向けにおすすめ銘柄を解説

結論からいうと、新NISAで何を買うべきか迷う初心者は、まず低コストの全世界株式インデックスファンドを軸に考えるのが現実的です。

代表的な選択肢としては、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、いわゆる「オルカン」があります。1本で世界中の株式に広く分散できるため、30〜40代の会社員や子育て世帯でも管理しやすい商品です。

一方で、米国企業の成長に期待するならS&P500連動型の投資信託も有力です。ただし、S&P500は米国株への集中度が高くなるため、全世界株式との違いを理解したうえで選ぶことが大切です。

「オルカンとS&P500のどちらがよいか」を先に比較したい方は、S&P500とオルカンの違いを比較した記事も参考にしてください。オルカンを中心に考えたい方は、オルカンだけでいいのかを解説した記事もあわせて確認すると理解しやすいです。

この記事では、投資初心者の30〜40代会社員に向けて、新NISAで何を買うべきか、投資信託の選び方、1本で始める考え方、商品選びで失敗しないポイントをわかりやすく解説します。

商品がある程度決まったら、次は証券口座選びです。楽天証券とSBI証券で迷っている方は、楽天証券とSBI証券の違いを比較した記事も参考にしてください。


目次

結論|新NISAで初心者が買うなら低コストの全世界株式が有力

新NISAで何を買うべきか迷ったら、まず候補にしたいのは低コストの全世界株式インデックスファンドです。

全世界株式インデックスファンドは、日本、米国、ヨーロッパ、新興国など、世界中の株式に広く分散して投資できる商品です。

代表的な商品としては、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などがあります。いわゆる「オルカン」と呼ばれる投資信託です。

初心者が新NISAで迷いやすいのは、「どの商品が一番儲かるか」を探そうとしてしまうからです。しかし、長期投資では短期的に一番上がる商品を当てることより、無理なく続けられる商品を選ぶことの方が重要です。

その意味で、全世界株式は初心者でも理解しやすく、1本で幅広く分散できるため、新NISAの最初の選択肢として考えやすい商品です。

タイプおすすめの考え方
何を買うか迷っている全世界株式インデックスファンドを軸に考える
米国の成長に期待したいS&P500連動型の投資信託も有力
新興国を少なめにしたい先進国株式インデックスファンドも選択肢
投資初心者で管理を簡単にしたいまずは1本で始める

オルカンを1本で持つ考え方について詳しく知りたい方は、オルカンだけでいいのかを解説した記事も参考になります。

また、S&P500と迷っている方は、S&P500とオルカンの違いを比較した記事で、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

毎月いくら積み立てるか迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。

投資はいくらから始めるべきか?初心者は月1万円でもOKな理由


新NISAで何を買うか迷う3つの理由

新NISAで何を買えばいいかわからなくなるのは、決して珍しいことではありません。むしろ、初心者が迷うのは自然です。

主な理由は次の3つです。

理由1|商品の種類が多すぎる

新NISAでは、投資信託、国内株、米国株、ETFなど、さまざまな商品を買うことができます。

選択肢が多いこと自体はメリットですが、初心者にとっては迷う原因にもなります。

特に投資信託だけでも多くの商品があり、名前も似ています。そのため、「どれが本当に自分に合っているのか」がわかりにくくなります。

理由2|失敗したくない気持ちが強い

30〜40代は、住宅ローン、教育費、老後資金など、お金の悩みが増えやすい時期です。

そのため、「新NISAで失敗したくない」「損したくない」という気持ちが強くなり、商品選びに慎重になりすぎることがあります。

もちろん、慎重に選ぶことは大切です。ただし、完璧な商品を探し続けて投資を始められない状態になると、長期投資の時間を失ってしまいます。

理由3|情報が多すぎる

SNSやYouTubeでは、新NISAのおすすめ商品が数多く紹介されています。

「オルカンがいい」「S&P500がいい」「高配当株がいい」など、さまざまな意見を見るほど、初心者はかえって判断しにくくなります。

大切なのは、他人にとっての正解ではなく、自分が納得して長く続けられる商品を選ぶことです。

新NISAの商品選びでは、流行や短期的な成績だけでなく、自分の目的やリスク許容度に合っているかを重視しましょう。


新NISAで買う商品を選ぶ5つの基準

新NISAで買う商品を選ぶときは、ランキングや人気だけで判断しない方が安全です。

初心者は、次の5つの基準を満たしているかを確認しましょう。

1. 長期で持ち続けやすいか

新NISAは、短期売買よりも長期の資産形成に向いている制度です。

そのため、短期間で大きな利益を狙う商品よりも、10年、20年と持ち続けやすい商品を選ぶことが大切です。

投資信託の中でも、広く分散されたインデックスファンドは、初心者が長期で持ちやすい代表的な選択肢です。

2. 十分に分散されているか

投資では、1つの会社や1つの国に集中しすぎると、値動きが大きくなりやすくなります。

初心者の場合は、できるだけ複数の国や企業に分散できる商品を選ぶと、心理的にも続けやすくなります。

全世界株式インデックスファンドであれば、1本で世界中の株式に分散できます。

3. コストが低いか

投資信託を選ぶときは、信託報酬を確認しましょう。

信託報酬とは、投資信託を保有している間にかかるコストのことです。

長期投資では、コストの差が将来のリターンに影響します。初心者が新NISAで投資信託を選ぶなら、できるだけ低コストのインデックスファンドを中心に考えるのが現実的です。

目安としては、信託報酬が年率0.1〜0.2%程度、またはそれ以下の商品を確認するとよいでしょう。ただし、信託報酬や条件は変更されることがあるため、購入前には必ず最新情報を確認してください。

4. 自分が理解できるか

よくわからない商品を買うと、値下がりしたときに不安になりやすくなります。

逆に、「自分は何に投資しているのか」を理解できていれば、一時的に下落しても冷静に続けやすくなります。

たとえば、全世界株式なら「世界中の株式に広く投資している」、S&P500なら「米国の代表的な大型企業に投資している」と理解できます。

初心者ほど、複雑な商品よりも、仕組みがわかりやすい商品を選びましょう。

5. 無理なく継続できるか

新NISAでは、商品選びと同じくらい継続が重要です。

どれだけ良い商品を選んでも、家計が苦しくなって途中で積立をやめてしまうと、長期投資の効果を得にくくなります。

30〜40代の会社員は、生活費や教育費、住宅費とのバランスを考えながら、無理のない金額で始めることが大切です。

まずは少額からでも問題ありません。続けられる金額で始めて、家計に余裕が出たら増額する考え方で十分です。


初心者が検討しやすい投資信託3タイプ

新NISAで初心者が選びやすい投資信託は、主に次の3タイプです。

商品タイプ特徴向いている人
全世界株式世界中の株式に広く分散できる迷ったときにシンプルに始めたい人
S&P500米国の代表的な大型企業に投資できる米国の成長に期待したい人
先進国株式先進国中心に分散できる商品が多い新興国を少なめにしたい人

1. 全世界株式インデックスファンド

初心者が新NISAで迷ったときに、最もシンプルな選択肢になりやすいのが全世界株式インデックスファンドです。

全世界株式は、日本、米国、ヨーロッパ、新興国など、世界中の株式に広く分散して投資できます。

「どの国が今後伸びるかわからない」「米国だけに集中するのは少し不安」という人は、全世界株式を1本持つ考え方が合いやすいです。

オルカンを1本で持つ考え方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

オルカンだけでいいのか?S&P500と迷う初心者向けに判断基準を解説

2. S&P500連動型インデックスファンド

S&P500連動型の投資信託は、米国の代表的な大型企業にまとめて投資できる商品です。

米国企業の成長力に期待する人にとっては、有力な選択肢になります。

代表的な商品としては、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などがあります。

ただし、S&P500は米国株式への比重が大きくなります。全世界株式よりも米国に集中するため、米国経済や為替の影響を受けやすい点は理解しておきましょう。

S&P500と全世界株式で迷っている方は、こちらの記事も参考になります。

S&P500とオルカンどっち?初心者向けに違いと選び方を比較

3. 先進国株式インデックスファンド

先進国株式インデックスファンドは、米国だけでなく、ヨーロッパなどの先進国にも分散できる投資信託です。

全世界株式には新興国も含まれることが多いですが、先進国株式は新興国を含まない商品が多いため、「新興国の値動きは少し不安」という人に向いています。

ただし、先進国株式も米国の比率が高くなりやすい点には注意が必要です。

全世界株式よりも新興国を抑えつつ、先進国中心に投資したい人には選択肢の一つになります。


迷ったら全世界株式を1本で始める考え方

新NISAで何を買うか迷う初心者は、まず全世界株式インデックスファンドを1本選ぶだけでも十分にシンプルです。

理由は、全世界株式の中ですでに多くの国や企業に分散されているからです。

たとえば、全世界株式インデックスファンドを1本持てば、米国、日本、ヨーロッパ、新興国など、幅広い地域の株式に投資できます。

初心者が最初から複数の商品を組み合わせると、かえって中身が重複することがあります。

たとえば、全世界株式にS&P500を追加すると、米国株式の比率が高くなります。分散しているつもりでも、実際には米国への集中度が上がっている場合があります。

複数の商品を持つこと自体が悪いわけではありません。ただし、なぜその商品を追加するのかを説明できないなら、まずは1本で始める方がシンプルです。

投資に慣れてから、必要に応じて商品を追加したり、積立額を調整したりしても遅くありません。

オルカン1本でよいか迷う方は、オルカンだけでいいのかを解説した記事も参考にしてください。


S&P500と全世界株式はどっちがいい?

新NISAでよく比較されるのが、S&P500と全世界株式です。

どちらも初心者に人気のある投資対象ですが、考え方には違いがあります。

比較項目全世界株式S&P500
投資対象世界中の株式米国の代表的な大型企業
分散性高い米国に集中
向いている人幅広く分散して始めたい人米国の成長に期待したい人
注意点米国以外にも投資するためリターンが分散される米国市場や為替の影響を受けやすい

迷う場合は、全世界株式を選ぶとシンプルです。

一方で、米国企業の成長を信じて長く持てるなら、S&P500も有力です。

どちらが絶対に正解というより、自分が納得して長期で持てる方を選ぶことが大切です。

S&P500とオルカンの違いをさらに詳しく比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

S&P500とオルカンどっち?初心者向けに違いと選び方を比較

S&P500のリスクが気になる方は、以下の記事も参考にしてください。

S&P500は危険?過去データとリスクから冷静に判断する


新NISAで個別株や高配当株は買うべき?

新NISAでは、投資信託だけでなく、個別株や高配当株を買うこともできます。

ただし、初心者が最初から個別株や高配当株を中心にする必要はありません。

個別株は、特定の企業の業績や株価に大きく左右されます。高配当株も、配当が魅力に見える一方で、株価の下落や減配のリスクがあります。

もちろん、個別株や高配当株が悪いわけではありません。しかし、投資経験が少ないうちは、まず低コストのインデックスファンドで土台を作る方がわかりやすいです。

投資に慣れてきてから、余裕資金の一部で個別株や高配当株を検討するくらいで十分です。


新NISAを実際に始める手順

新NISAで買う商品が決まったら、実際に積立設定をしていきます。

大まかな流れは以下の通りです。

  1. 証券口座を開設する
  2. 新NISA口座を申し込む
  3. 毎月の積立額を決める
  4. 投資信託を1本選ぶ
  5. 積立設定をする
  6. 短期の値動きに振り回されず、長期で続ける

最初に悩みやすいのが、証券会社選びです。

楽天証券とSBI証券はどちらも利用者が多く、新NISAでも候補にしやすい証券会社です。ただし、ポイント経済圏、クレカ積立、画面の使いやすさなどで違いがあります。

楽天証券とSBI証券で迷っている方は、こちらの記事で比較しています。

楽天証券とSBI証券はどっちがいい?違い・比較・使い分けを初心者向けに解説

また、投資自体を何から始めればよいか不安な方は、以下の記事も参考になります。

投資は何から始めるべきか?初心者がやるべき3ステップ


30〜40代会社員が新NISAで注意すべきこと

新NISAは資産形成に役立つ制度ですが、始め方を間違えると家計の負担になることもあります。

30〜40代の会社員が特に注意したいのは、次の3つです。

1. 生活防衛資金まで投資に回さない

投資信託は元本保証ではありません。相場が下がれば、評価額が一時的に大きく減ることもあります。

そのため、生活費や急な出費に備えるお金まで投資に回すのは避けましょう。

教育費、住宅関連費、車の購入費など、近いうちに使う予定のお金は、無理に投資しない方が安心です。

2. 短期の値下がりで売らない

新NISAで長期投資をしていても、短期的には値下がりする時期があります。

特に株式中心の投資信託は、相場環境によって大きく動きます。

大切なのは、値下がりしたときに慌てて売らないことです。

最初から無理のない金額で積み立てておけば、相場が悪い時期でも続けやすくなります。

3. ポイントや流行だけで選ばない

クレカ積立のポイント還元や、SNSで人気の商品は気になりやすいものです。

しかし、投資信託選びで最も大切なのは、ポイントではなく、長期で持ち続けられる商品かどうかです。

ポイントはあくまでおまけとして考え、まずは投資先、コスト、自分の理解度を優先しましょう。

クレカ積立のメリットや注意点を知りたい方は、こちらも参考になります。

クレカ積立のメリットとは?初心者が知っておきたい注意点も解説


よくある質問

新NISAの投資信託は1本だけで大丈夫ですか?

初心者はまず1本から始める考え方で十分です。

特に全世界株式のように、すでに幅広く分散された投資信託であれば、1本でも多くの国や企業に投資できます。

投資に慣れてから、必要に応じて商品を追加しても遅くありません。

オルカンとS&P500はどちらがおすすめですか?

迷うなら、オルカンのような全世界株式を軸に考えるとシンプルです。

全世界株式は、世界中に分散できるため、米国だけに集中する不安を減らしやすいからです。

一方で、米国の成長に強く期待するならS&P500も有力です。どちらが絶対に正解というより、自分が納得して長く持てる方を選ぶことが大切です。

詳しい比較は、S&P500とオルカンの比較記事で解説しています。

新NISAでは毎月いくら積み立てるべきですか?

無理なく続けられる金額から始めるのが現実的です。

最初から大きな金額を設定すると、家計が苦しくなったときに続けにくくなります。まずは少額から始めて、家計に余裕が出たら増額する考え方で十分です。

積立額の決め方はこちらの記事で詳しく解説しています。

投資はいくらから始めるべきか?初心者は月1万円でもOKな理由

新NISAで個別株を買ってもいいですか?

個別株を買うこともできますが、初心者が最初から個別株中心にする必要はありません。

個別株は企業ごとの値動きが大きくなりやすいため、まずは分散された投資信託で土台を作る方が始めやすいです。

投資信託は途中で変更できますか?

積立する投資信託は、あとから変更できます。

ただし、短期の値動きだけを理由に頻繁に変更するのはおすすめしません。まずは自分が納得できる商品を選び、長期で持つ前提で考えましょう。


まとめ|新NISAで迷ったら全世界株式を軸に考えよう

新NISAで何を買うべきか迷ったら、まずは低コストの全世界株式インデックスファンドを軸に考えるのが現実的です。

全世界株式なら、1本で世界中の株式に広く分散できます。投資初心者が最初から複数の商品を組み合わせなくても、シンプルに資産形成を始めやすいのがメリットです。

もちろん、米国の成長に期待するならS&P500も有力です。ただし、どちらを選ぶ場合でも大切なのは、短期の値動きに振り回されず、長く続けることです。

新NISAの商品選びで迷ったら、次の5つを確認しましょう。

  • 長期で持ち続けやすいか
  • 十分に分散されているか
  • コストが低いか
  • 自分が理解できるか
  • 無理なく継続できるか

投資の成果は、完璧な商品を選ぶことだけで決まるわけではありません。

自分が納得できる商品を選び、無理のない金額で積立を続けることが、30〜40代会社員にとって現実的な資産形成の第一歩です。

商品選びで迷う方は、まずオルカンを軸にする考え方や、S&P500との違いを確認してみてください。

新NISAで買う商品がある程度決まったら、次はどの証券口座で始めるかを決める必要があります。楽天証券とSBI証券で迷っている方は、楽天証券とSBI証券の比較記事も参考にしてください。

まずは1本から、小さく始めてみましょう。


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